この神風の伊勢国は、常世の重浪よする国なり。 傍国の可怜国(うましくに)なり。 この国に居らんと思う。
『日本書紀』には、倭姫命が伊勢国に到った際、天照大神がこのように仰せられたと記されています。 『うまし国』とは、満ちたりたよい国、美しい国、という意味。 伊勢は、海や山の自然に恵まれ、心が満たされる地域のことです。
伊勢海老、松阪牛、あわび、牡蠣、ふぐ、茶、餅菓子などなど… 海の幸や山の幸はじめ多くの『うまいもん』を育んできた伊勢志摩で、『たいやきわらしべ』は生まれました。