みなさんご存じ、昔話の「わらしべ長者」。
…と言っても、最近は若い方を中心に、知らない人も多いのですね。
主人公の青年は、観音様のお告げに導かれ、手にしたわらしべをミカンに、ミカンを布に、布を馬に…と、
出会った人々の望みに応じて物々交換し、ついには屋敷を手に入れます。
相手の望むものを提供して喜んでいただき、その喜びを自分のものとし、また、自分も豊かになる…
そんな姿勢で商いに邁進していけたら、との思いで「わらしべ」の名を屋号にいただきました。
あんなしたいやき、ぷりんたいやきなどは、お客様の要望をもとに開発された商品です。
私たちは、これからもどんどん皆様の望む「おいしさ」をカタチにしていきます!
何をやっても上手くいかない貧しい男が、運を授けて欲しいと観音さまに願掛けをする。すると観音さまが現れ、お堂を出た時に初めて手にした物を大切にして西へ行くようにと言われる。
男はお堂を出たとたん転んで一本の藁を手にする。それを持って西へ歩いていくとアブが飛んできたので、藁でしばって歩き続けた。泣きじゃくる赤ん坊がいたので、藁につけたアブをあげた。すると母親がお礼にと蜜柑をくれた。
木の下で休んで蜜柑を食べようとすると、お金持ちのお嬢様が水を欲しがって苦しんでいた。そこで蜜柑を渡すと、代わりに上等な絹の反物をくれた。男は上機嫌に歩いていると倒れた馬と荷物を取り替えようと言われ、死にかけの馬を強引に引き取らされてしまった。やさしい男は懸命に馬を介抱し、その甲斐あって馬は元気になった。